当社の若手2名に、入社前の仕事、そして入社してから現在までの仕事や社内の様子を語ってもらいました。
当社の若手社員
入社前の仕事、そして入社してから現在までの仕事や社内の様子
【 研修について 】
製びん課では、名前のとおりなんですけど、びんを造る仕事をさせていただいています。入社する前、もちろん製びん課の仕事を経験したことありませんでした。入社してすぐに研修を受けたおかげで働けるようになりました。研修内容は、型っていうのがあるんですが、びんの形によって型替えをします。その型替えのトレーニングをトレーニングセンターでご指導いただいて、現場に入れさせていただきました。研修期間は3週間ぐらい。その型替えのテストがあるんですが、何分までにこの型替えを終わらすっていうタイムトライアルような感じです。ただ、使ったことない工具とかがいっぱいあったんで手こずりました(笑)。研修が合格しないと現場に入れさせていただくことができないのですが、合格、不合格は課長か次長、工場長、社長が見に来てくださって皆さんが問題ないっていうレベルでやっと合格になります。3週間の研修の中で一番大変だったのは、一個一個の物の名前を覚えることです。ただ、優しい先輩が多いので、何とか合格できました!
加えて検査課の研修では、トレーニングセンターで、びんの流れの中に異常があるびんを混ぜて流し、異常なびんを見つけるテストがあります。この研修も用語を覚えるのは大変ですが、研修自体が大変だとはあまり感じませんでした。丁寧に研修が進むので、安心して現場に送り出していただけるような体制があります。
【 入社前と入社後の会社の印象について 】
工場長が頑固おやじだとHPに書いてありましたので、もしかしたら怖い人がたくさんいるんじゃないかなと思っていました。職人気質な人ばかりで聞いても教えてくれないというか、自分から見て学ぶみたいな感じなのかなと思って。でも、やったことの無い仕事でしたし、新しいことに挑戦してみようと思って入社しました。実際入ってみると、頑固おやじっていうほど頑固な方でもないですし、普通に優しい人です。皆さんも仕事されているときは職人なんですけども、休憩時間などはたわいない話を振ってくれたりとか、にぎやかな職場だなって思います。
【 ガラスびん製造の奥深さ 】
ガラスびんを造る方法は、溶解でその成分を溶かして上から一個ずつゴブっていうので切り落として型にはめて造るんですけども、やっていることはすごい単純だと思うんですよ。でも、いつも綺麗にできるかっていうとそうでもない。例えば型が冷えてたらもうバリバリのガラスびんができたりとか、だからといって、その型が締まる速度が早かったり遅かったりすると、型にガラスびんの元(パリソン)がかみ込んでまた異常が出たりとか。あとはもう元々機械が異常出だしたらガラスびんを造る以前の問題なんです。ですので、ただの工場のライン作業だなって軽い考えではできない仕事ですね。いい物を造ろうって思うとすごくやりがいのある仕事になりますし、逆に言えばそこまで追求できなかったらそれまでかなって思います。
検査については、流れてくるびんの欠点を1本も出さない、流出させないっていうところが大切です。流れてくるびんの欠点は頻繁に出るわけではないので、その中で欠点を見つけ出して、早い段階で製びん課のほうに連絡し、いいびんを造っていただけるように努力する。製品として大丈夫だけども外観としてちょっと見苦しいっていうような境目を見つけることはとても難しいです。やはり職人の目じゃないと見分けられないのかなと思います。私は「セーフ」かなと思っても実は傷があったりとか、まだまだ私では判断が難しいので、そういう目を養っていくのが必要かなと思います。
【 会社の雰囲気について 】
製びん課では、仕事中と仕事が終わったあとではだいぶ雰囲気が変わります。仕事終わってからのほうがやっぱり皆さん雰囲気はいいと思います。仕事中は正直言うとピリピリしているときもあります。それだけ責任感を持って仕事をしている証拠ですね。
検査課の人は意外と生真面目で物静かな人が多いのかなというイメージです。先輩方は、新人が疑問に思うところを先に教えてくださるので、本当に良い環境で勉強させていただいてるかなと思います。
事務の方は本当に新人の若い僕たちにもすごく笑顔で対応してくださるので、書類提出に行ったときとか物を持っていくときとかも、気負わず事務所の中に入っていけるかなと思っています。
【 メッセージ 】
お互いに技術を教えあったり、負けないように努力したり切磋琢磨できるので、まだまだたくさんの方に入社してきていただきたいです。10代20代の若手はもちろん、既婚者で子どもがいる社員もいますので、休みの日はどういうことしてるの?とか子育ての話もできるので、年代が近く結婚されてる方にご入社いただくのもうれしいと思います。