「ガラスびんの特徴」
ガラスは、地球から出来ています。主原料は砂(けい砂といいます)。この砂に石灰などの天然資源を混ぜ、1500℃もの高温で熱することによって、溶けた状態のガラスになります。
これが「地球から出来ている」所以です。そして溶けたガラスを、用途に合わせた金型に流し込むことで、皆さんが街で見かける「ガラスびん」になるのです
専務取締役 丸山 浩
人に物事を教えているのでは無く、実は自分が一番学んでいます
「教(おしう)うるは学(まなぶ)ぶの半(なかば)ばなり」
私たちは、長年地元の小学生を工場見学に招いています。小学生は純粋ですよ。ガラスは何から出来ているか知っていますか?と聞くと、「ガラス!」と答えます。これ、正しいです。ガラスは砂から作るだけでなく、何度もリサイクルできる究極のエコ商品です。太古の昔より続くガラスの歴史を学び、それを小学生に語るとき、毎回のように自分自身にも新たな発見があるんです。
トレーニングセンター
新たにご入社される皆様には、トレーニングセンターでしっかりと学んでいただきます。私たちは、2002年にガラスびんづくりのイロハを学べるトレーニングセンターを設置しました。それまでは、職人が自分のやり方でガラスびんを作っていました。ただそれだと、職人の腕によって出来上がる品質もスピードもまちまちとなってしまいます。
それにいつ事故が起きるかもわかりません。そこで、「手順」「安全」「品質」「スピード」の4項目それぞれにクリアすべき基準を設け、誰もが一定レベルでできるよう、標準化を行ったのです。
トレーニングセンターの設置当時は、腕に覚えのある職人さんから反感をくらいました(笑)。でも、当時の社長は、事務員さんも含めて全員が同じレベルでガラスびんを作らなあかんと言ってくれました。トップの号令があったわけですから、それまで自分のやり方でやっていた職人さんも全員トレーニングセンターで学びなおしです。
現在の社長の小笠原も学びました。そこに妥協はありません。今では、トレーニングセンターで学んだ社員が要職に就き活躍してくれています。